ジグソーで38mmの厚材を切ろう!

ジグソーで厚材(38mm)を切る

ジグソーで直線を切るためにはガイドがあると便利です。

ボッシュのジグソーは直線を切ることができるジグソーです。
ガイドを使っても、直線が切れないジグソーもあります。
パイン集成材等の真っすぐな木材をガイドにしてジグソーをガイドに沿わせて切り進めます。
ですが、ジグソーのベースと実際に切れる線は誤差があります。
この誤差を測るガイドを作っておけば、正確に下書きの線を切ることが出来ます。
直線ガイド

ですが、ガイドと実際に切れる位置を一体にしたものは一度、間違ってジグ自体を切ってしまうと使えなくなってしまいます。
位置合わせが不正確になります。
さらに、この板そのものの厚みがジグソーにとって、よくないことから私はこのタイプのジグをお勧めしません。
私は何度もこのタイプのジグを作って、使えなくしてしまったのでこのタイプのジグがよくないことが解ります。

直線ガイド

下の写真のようにガイドが一体でジグソーのベースの下にジグがあるものは、その板の厚みの分だけジグソーの刃の固定位置から離れてしまします。
ジグソーは上部だけで刃を固定しますので、固定した位置から5mm離れると、それだけ不正確になってしまいます。

ジグソーの刃の説明

実際に刃のあたる間隔のガイドを別に作り、切断時は取り去る方が、ジグソーが部材に密着するのでより、刃の固定位置が近くなり正確になります。

ジグソーの刃の説明

以下の写真のような、刃のあたる位置の間隔のガイドは別にしたものの方が使いやすいのです。

直線ガイド

ジグソーで実際に切れる位置は定規から離れていますので、その間隔を測るガイドを作成します。

ジグソーでの切れ方

直線の出ている板材を定規にします。
厚さは12~18mmくらいあった方が頑丈でいいと思います。
間隔のガイドは普通のベニヤ板でも構いませんが、シナベニヤの方がささくれがなく正確なものが出来ます。

直線ガイドを作る

下の写真のようにシナベニヤを両面テープで固定します。
シナベニヤの幅はジグソーのベースプレートの半分に1cmほどプラスしたものです。
ここでは45mm位です。

直線ガイドを作る

合板(コンクリートパネル)にシナベニヤを貼り付けます。動かないようにして下さい。

直線ガイドを作る

直線のガイドにする板材をシナベニヤに密着させます。クランプで固定します。

ジグソーで実際に切っていきますが、ジグソーが傾かないようにシナベニヤの端材をベースに貼り付けます。

この状態でゆっくりと慎重に切り進んで下さい。

これで、定規から実際に切れる間隔のガイドが出来ました。

この間隔ガイドは以下の写真のように使います。定規と間隔ガイドを密着させて、下書きの切断線に合わせます。
定規をクランプで固定します。

間隔ガイドのシナベニヤを取ります。

ガイドに沿って切ると、下書きの線で切断することが出来ます。
また、ジグソーは切り始めが安定しないので、写真のように手前に同じ厚さの端材を置いておくと安定して切ることが出来ます。

質の良いジグソーなら、ジグソーでも直線が切れます。残念ながら、直線が切れないものの方が多いようです。

 

ジグソーでもガイドを使えば直線が切れます。
また、刃(ブレード)を適正なものに変更すれば、見違えるように切れるようになることもあります。
ジグソーに出来る加工は実はかなりあるのですが、ジグソーの機械自体の性能の差が丸ノコより顕著なので、ジグソーは曲線しか切れないと考えている方が多いのです。