ボッシュジグソーPST 1000 PELは恋するジグソー!
電動工具の怖さと便利さを体感できます
電動工具の入門用には、電動ジグソーが最適ではないかと思います。
電動工具はとても便利ですが、扱い方を間違えると怪我をしてしまいます。
ジグソーは丸ノコやトリマーに比べると、怪我につながることが少ないですので、電動工具の扱い方の基本を覚える事が出来ます。
ホームセンターでは3,000円くらいから販売されているジグソーですが、同じような切れ方をするわけではありません。
品質の差は歴然とありますので、購入は慎重にした方が損をしません。
以下の写真の曲線部分を切るのにジグソーを使います。
このくらいの大きな曲線になると糸ノコでは時間がかかり過ぎて、木工が嫌になります。
ジグソーで軽く短時間で切った方が幸せになれます。
電動ジグソーは曲線が得意!
電動工具の中でも比較的、安全な部類に入るのがジグソーです。
ミシンのように、刃が上下に動いて木材を切っていきます。
ジグソーが得意なのは曲線切りです。
ジグソーは直線を切るのはあまり得意ではありませんが、そこそこの直線は切ることが出来ます。
これから木工を始める方が、最初に揃える道具として、まず、電動ジグソーを揃えたらいいのではないか、と思います。
安い工具は結局、損になります。
ホームセンターに行けば、電動ジグソーは工具コーナーで売られています。
安いものでは、2000円~3000円位のものからあります。
しかし、初めて電動工具を購入する場合、何を基準に選んでいいのか解りません。
3000円のジグソーと、10,000円のジグソーの差が、どんなものかも解りません。(高いものは、40,000円以上するものもあります)
夫が初めてジグソー購入した時も、ネットや雑誌で色々調べて、やはり日本のメーカー製が安心だろうと考えて、売値が約10,000円のジグソーを購入しました。
※当時ボッシュ ジグソーGST135BCEの定価は47,000円です。実勢価格が33,000~42,000円位でした。
良いジグソーと悪いジグソーの差は歴然。
3,000円位の安いジグソーでは、不安だったので日本のメーカーの10,000円位の物にしたのです。
結果は、失敗でした。
使っているうちに振動で手が痛くなってくるのです。
手が痛くなることと、さらに切り口が荒いことで私はジグソーが嫌いになりました。
なるべくなら使いたくない工具になっていたのです。
メーカー製の10,000円のジグソーでもこの性能なら、3,000円のジグソーがどのくらいのものなのか、容易に想像できます。
上の写真はボッシュのプロ仕様の最上位機種で38mm厚のSPF材(ツーバイ材)を切っているものです。軽く切っていきます、余裕ですよ。
これが本当の電動ジグソーでした。
それから色々なメーカーの電動工具を使っているうちに、ジグソーはボッシュ製のものが良く、特にプロ使用の上位機種の評価がかなり高いことが解りました。
私の作る家具は曲線を良く使いますので、半信半疑でその評価の高い機種を購入しました。
(個人輸入でアメリカからボッシュの最上位機種を購入しました)
そしてその性能の差に驚きました。
手は痛くなりませんし、切り口もかなりきれいなのです。
電動工具はモーターの質が大事
でも趣味で初めて購入する道具としては、そのプロ仕様のジグソーは高価すぎます。
ですが、ボッシュには日曜大工用のシリーズがあり、現在(2018年)3機種のモデルが販売されています。
販売価格が、
- PST700が約8,200円(ストロークは一定、オービタルなし)
- PST800PELが約9,500円(ストロークはトリガー操作で変化、オービタル機能)
- PST1000PELが約14,600円(ストロークは6段階に設定出来、トリガー操作で変化、オービタル機能、LED他)
(実勢価格です)となっています。
3種の価格差は使われているモーターの強さの違いが出ているものと考えられます。(他にも細かな装備や付属品の違いもありますが・・・)
木材の切断能力は
- PST700が70mm
- PST800PELが80mm
- PST1000PELが100mm
の厚さとなっています。
PST800PELでも十分に思えましたが、プロ用の上位機種を使ってみて、モーターに余裕があると作業が楽になることが解りましたので、私は最上位の機種を購入しました。
PST1000PELがお得です!
PST1000PELを選んだ理由は、モーターに余裕があるから、おそらく手に負担がかからない、と考えたからです。
しかも、PST800PELとの価格差が機械本体の機能の差だけでなく、付属品が増えているため、PST1000PELの方が少し、PST800PELより得であることがわかったので、購入の決め手になりました。
PST1000PELとPST800PELとの価格差は5,000円位ですが、実はPST1000PELに付いている付属品だけで、この価格に近づいてしまうんです。付属品を除いた機械本体の価格はPST1000PELもPST800PELも、変わらないことになります。
実際は機械本体の性能にかなりの差があるのにです。
メーカーの考えた価格設定なのでしょうが、どう考えても上位機種のPST1000PELがお得な設定になっているのです。
もちろん、「平行ガイドなんか使わないよ」という方もいると思いますが。
この平行ガイドは確実に使える付属品ですので、付いているほうがいいと思いますが。
何と!付属品で、価格差はなくなります
PST800PELに付いていない付属品は、写真のものです。
ベースプレートはジグソーのベース部分に付けて、使います。
切る材料の表面を傷つけたくない時に取り付けます。
ブレードは他の機種は1本だけですが、このPST1000PELには6本付属しています。
平行ガイドは、別売りでも購入できますが、約2,000円も(!)します。(別売りのものは少し大きいですが)
これだけで5,000円近くになります!
本体の機能にも”大きな”差があります
モーターのパワーだけでなく、刃先を明るく照らす、LEDライトがあります。
屋外で作業をする時などに、日が落ちてきた場合にLEDライトの便利さが解ります。
ブレードのストローク(上下の動き)が6段階に調節出来ます。
加工する材料によって、強弱を設定出来るのもいいところです。
ジグソーのベース(土台)を工具なしで簡単に動かせます。
工具が要らないので、気楽にベースの角度を変えられます。
ジグソーのベースが、より正確なアルミ製になっています。
ブレード(替え刃)もいいものが必要です
ジグソーの切れ味は、機械本体の性能とブレードで決まります。
ボッシュには、ジグソーブレードが使用用途別に、何十種類もありますので使用目的に応じて選ぶことが出来ます。
ジグソーはブレード(替刃)で決まるで替刃について詳しく説明しています。
付属品として2種類、6本のブレードが付いています。
ブレードの型番、T-144Dが1本、T-234Xが5本付属しています。
T-144Dは他の機種にも付属しています。
切断スピード重視の少し荒い切り口のものです。
T-234Xは、高速切断の仕上げ用となっています。
厚さ18mmのパイン集成材を切ってみても、きれいな切り口です。パイン集成材を加工するのには、最適なブレードの一つです。
ジグソーを購入して、実際に材料を切るためには、数種類のブレードを揃える必要があります。
しかし、PST1000PELには、最初から使えるブレードが付属していますし、機械本体の性能もDIY仕様では最上位ですので、結果的に得であると思うのです。
ジグソーのブレードのはずし方(これ、いいです!)
ボッシュのジグソーはブレードの交換は、写真のように赤いレバーを回すだけでブレードが外れます。
とても簡単です。
ブレードの取り付け方
ブレードの取り付けも、下からブレードをカチッいうところまで差し込むだけで、しっかりと固定されます。
ジグソーのブレードは頻繁に取り換えますので、ワンタッチで交換できるのは、非常に助かるのです。
これはボッシュ独自のSDSシステムという、ブレード交換機能だそうです。
ベースの角度を変える
斜めに切りたいときにベースを傾けますが、このジグソーはレバーを起こして、角度をつけ、レバーを倒すだけで固定出来ます。
角度の精度もほぼ満足できるものです。
(注)あくまでも、DIYで使用する位の精度です。超精密な正確さではありません。
機械は精度が大事です
ジグソーのベースの可動も、機械としての精度がなければ使い物になりませんが、このボッシュのジグソーは価格に見合った精度もあり、私は十分に満足して使っています。
DIY仕様ですが、しっかりと作られています
このようにベースを動かして使い、元の状態に戻すとほぼ、ブレードとベースが直角を保っていますので、製品の作りの良さが解ります。
平行ガイドも付属しています
ジグソーで平行に材を切るための平行ガイドが、このPST1000PELには付属しています。
使い方に少し、練習が必要ですが、幅40cmの板を3cm狭くしたい、という時に使えます。
私が最初に購入したジグソーにも、平行ガイドは付属していましたが、すぐに曲がってしまい全く使えませんでした。PST1000PELでは、平行ガイドで、ほぼまっすぐに切ることができ、驚きました。
ただし、丸ノコのように切れるわけではなく、ほぼ直線に切れるということです。
この平行ガイドは、コンパスのように中心を加工する木に刺して、円を切ることも出来ます。
これは、本当にきれいな円が切り抜けます。
コツも練習も必要なく、切りぬけます。
切断線ガイドも付属
付属品として、この切断線ガイドも入っています。
下書きの線に切断線ガイドを合わせ、切り進めると直線に切れる仕組みになっています。
材料を荒く切り出す時など使います。
バリ止めガイド
この透明の部品を取り付けることで、切るときに出るささくれを抑えることが出来ます。
しかし、私はめんどくさいので一回も使っていません。
ジグソーは使える道具です
ボッシュのジグソーは、機械本体がしっかり作られていますので、定規などのガイドを使って、そこそこの直線を切ることが出来ます。
私が最初に購入したジグソーは、直線のガイドを使ってもすぐに曲がって切れてしまい、使えなかったのです。
ジグソーの機械自体が、正確ではなかったのが原因でした。
他のメーカーのジグソーを使ったことがなかった私は、それが日本の名前のあるメーカー製の電動ジグソーだったことから、電動ジグソーという工具そのものが、精度のない大雑把な加工しかできないものと思い込んでいました。
単にそのメーカーのジグソーが、良くない商品だった、ということだったのです。
価格は同じでも性能に差があります
電動工具は価格が同じであっても、メーカーによって性能に差がある場合があります。
単純な仕組みと思っていた、ジグソーでこんなに違いがあることが解りましたので、電動工具を購入するときは慎重になりました。
すべてのメーカーの工具を使い、比べることは出来ませんが、このサイトでは、実際に購入し、使った電動工具を紹介していきます。
10,000円のメーカー製でも使えないものがあったのです。
(全く使えないというわけではありませんが、同じ様な金額でより使いやすいものがある場合があるということです)
このボッシュのジグソー、PST1000PELを、私はとても気に入って使っています。
各工具の使用はすべて自己責任でお願いします。 このホームページを参考にして、木工作業をして、万が一事故につながった場合でも当サイトは一切の責任を負うことは出来ませんのでご理解をおねがいします。 また、電動工具は付属の説明書をよく読んで使用して下さい。