ボッシュジグソーGST90BE/N購入レビュー【動画あり】

ボッシュジグソーGST90ben

ボッシュジグソーGST90BE/Nを購入しました。

ボッシュジグソーGST90BE/Nはプロ仕様のジグソーのエントリー機です。
ボッシュのプロ仕様には、最上位機種のGST140BCEがありますが、価格はGST90BE/Nの約2倍します。

私がいつも使っているボッシュのジグソーPST1000PELは、DIY仕様の最上位機種です。
使っていて全く不満がないのですが、プロ仕様のエントリー機がどのくらいの能力なのか試したくて購入してみました。

ボッシュGST90BE/N

プロ用とDIY用の大きな差は耐久性。

PST1000PELの価格より、GST90BE/Nは少し高いのですが、大きくかけ離れていないので購入するときに迷うかもしれません。

プロ用とDIY用の差は、耐久性に差があるとされています。
プロ用は毎日、長時間使用しても壊れないように作っているそうです。
DIY用は毎日長時間使用することはないとして、設計されているようです。

GST90BE/Nはキャリングケースが付いています。
現場に持ち込めるように、専用の箱が付いているのです。
このキャリングケースの作りは、PST1000PELのものより、少し頑丈な作りになっています。

付属品は試し用のブレードが1本、透明の防塵カバー、バリ止めガイド、六角レンチ(ベースの角度の変更に使います)の4点のあっさりとしたものです。
本体はPST1000PELより、一回り大きく、重さも400g重くなっています。
ジグソーはブレードが激しく上下しますので、ある程度の大きさや、重さがあった方が安定するのでこの大きさが必要なのだと思います。

個人的にはデザインが秀逸と思います。

GST90BE/Nのデザインは個人的にはかなりいいと思います。
微妙に曲線を使っているので、有機的なところがいいのかもしれません。
単純に、「かっこいい!」と思います。

ボッシュのジグソーのブレードの脱着方法は独自のSDSシステム(ワンタッチで脱着が出来る)ですが、GST90BE/Nはさらに簡単に脱着出来るようになっています。
大きいプラスチックのカバーを回せば、軽くブレードが脱着出来ます。
これは、いいです。
ジグソーは頻繁にブレードを交換しますので、簡単に脱着出来ることは助かります。

ボッシュGST90BE/N

他社のジグソーもワンタッチでブレードの脱着が出来るものが増えてきました。
GST90BE/N消費電力は650Wです。DIY用のPST1000PELも同じ650Wです。
消費電力は同じですが、力強さと安定感はGST90BE/Nの方が上です。
モーターの音も質がよくなります。
PST1000PELのモーター音もかなり上質ですが、それよりも少しいい音です。

GST90BE/Nはベースが鉄板のプレス仕様です。

これは購入する前に少し心配だったところです。
やはり、ベースはアルミの方が精度が高いので、プロ用となっていますが、鉄板で精度は大丈夫なんだろうかと思っていました。

ボッシュGST90BE/Nのベース

写真のように鉄板のプレスでしたが、1枚のプレスではなく、2つの部品を使っていて、考えていたものよりしっかりした作りでした。
作業の現場で落としても壊れなさそうな作りです。

機能は必要なものはすべて揃っていますが、LEDライトは付いていません。
上位機種との差別化でしょうが、LEDがあるとさらによいと思います。

オービタル機能、ブロア機能、ダイヤルによる無段変速と不足はありません。
ジグソー本体の作りは質感も高く、頑丈な作りです。
振動がかなり抑えられていて、使っていて疲れません。
機械が振動を吸収するようになっているようで、不快な振動がなく手にも負担がありません。

ジグソーでも直線は切れます。

ジグソーですから曲線が切れるのは当たり前ですが、38mm厚の2x材は軽々と切ります。切り口も垂直です。
直線のガイドを使って直線も切りましたが、直線も切れます。
アルミのベースのPST1000PELよりも少し正確に直線を切ります。
切るときの安定感がかなりあります。

私は、数年前までボッシュのジグソーの最上位機種だったGST135BCEも持っていますが、このGST135BCEに近い性能と思います。
PST1000PELを使っていて感じるのは、「使っていて楽しい」事です。
このGST90BE/Nも使っていて、実に楽しいのです。
機械の性能が高いので、思うように動いてくれる楽しさなんだろうと思います。

実はベースは平行ではありません

鉄板のベースの幅は実は、前が79.1mm、後が78.5mmで平行ではありません。
ですが、直線ガイドを使えば、直線に切ってくれます。
90cmの直線を切って確認しています。(ボンデロッサパイン材の19mm厚です。集成材ではなく無垢材です)
私が求める十分な性能ですので満足しています。

超精密な電動工具もあります。

ボッシュと同じドイツの電動工具メーカーにFESTOOLというメーカーがあります。
DOMINO(ドミノ)という、特殊なチップを使って、ほぞ穴加工が出来る工具で有名なメーカーです。
FESTOOLの電動工具はDOMINOを含め、他のメーカーの電動工具の数倍の価格がする高級な物を販売しています。
FESTOOLの機械であれば、ジグソーのベースが前と後で誤差があることは許されないと思います。
(価格が高いので、より精密なのです。)

DOMINOは私も所有していますが、部品の一つ一つの精度が高いのです。
部品と部品の勘合に全く遊びがありません。
遊びがないのに軽く可動するのですから、その精度に驚くばかりです。
ただし、価格が高いのですから、当たり前と当たり前ですが。

GST90BE/Nだけでも木工は楽しめます。

GST90BE/Nの価格は他のDIY用のジグソーの1.5倍くらいの価格ですが、その内容はそれ以上ではないかと思います。
私は丸ノコは使いたくない、という方はジグソーを使えばいいと思っています。

切る速度は丸ノコより遅く、切り口も丸ノコより劣りますが、手で切るよりははるかに楽で早いのです。
質の良いジグソーであれば、1メートル以上の直線も切ることが出来ますので、家具も作ることが出来ます。
何よりも、電動工具の中では気楽に扱えることがジグソーのいいところです。

このボッシュGST90BE/Nもそんな使い方が出来るジグソーです。
作りが頑丈なので頼りになりますよ。

ボッシュには他にも色々なジグソーがあります。
プロ仕様の最上位機種とDIY用の最上位機種です。
DIY用の最上位機種は付属品が多く、(すべて実用のなる便利なものですよ)楽しめます。
このサイトでも紹介しています。

DIY用も機能に応じて用意しています。

GST90BE/Nを動画で紹介しています

 

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