ジグソーテーブルは快適!【動画あり】
ジグソーテーブルを作りました
とても快適で、木工を始めた10年前に作っていなかった事を後悔しました。
今回紹介するジグソーテーブルは2台目です。
1台目は4時間ほどで簡単に作りましたが、とても快適に使えたのでブログで紹介するために作り直しました。
手持ちでは出来ない加工が出来るのが一番感激した部分です。
2台目を作るにあたり、少し工夫もしました。
●エアーノズルを付けて切粉を吹き飛ばすようにしました。
何と人力のエアダスターです。
カメラの掃除用のエアーダスターを使って、脚で踏んでいるだけです。(笑)
●切る材を抑える、材押さえを付けました。
ジグソーは刃が上下に動くため、切る材を跳ね上げてしまいますので、それを押さえる事にしました。
これだけの工夫ですが、かなり効果があり、加工が楽になりました。
サイズは天板の広さが幅70cm、奥行き60cm、高さ86,9cmと大きく作りました。
立って加工するほうが楽だからです。
また、天板を広くしたのは長い材や大きな材を加工したかったからです。
1メートルの直線も切ることが出来ます。
ジグソーでも大きな物を加工することが出来るので、このサイズにしました。
エアーダスターです。
文字も簡単に切りぬけます。
糸鋸よりも力強く切れますので楽しいです。
もちろん、糸鋸のような細かい切り抜きは出来ませんが、写真くらいのサイズくらいなら切ることが出来ます。
ジグソーテーブルの作り方です
天板は2枚合わせにして鬼目ナットを組み込みます。
1台目に作ったものは12mmの合板を2枚重ねたものにしていましたが、上に来る板は少しでも薄いほうがいいので2台目はMDFの7mmにしました。
合板にジグソーのベースがきつく入るように切り抜きます。
12mmのストレートビットを使って写真のようにくりぬきました。
今回使用したジグソーはボッシュのPLE1000PSTです。
パワーがあるのでジグソーテーブルにいいと思いました。
取り付けると、とても快適に作業が出来るようになりました。
ジグソーは簡単に脱着が出来るようにします。
写真のようにジグソーを押さえるパーツを集成材で作りました。
位置を合わせます。
ジグソーを押さえるパーツを4ケ所、仮止めで固定します。
見えなくなる部分なのでねじ穴が余計に開いていても気にしません。
8mm径のノブを4ケ所使いますので、8mmの穴を自作のドリルガイドで開けます。
このドリルガイドは作り方を動画で説明しています。
合板を裏返し、先ほど開けた穴を爪付きナットが入るように加工します。
フォスナービットがあればいいですが、なくてもトリマーと12mmのストレートビットで同じようなことが出来ます。
今回はトリマーで加工しています。
鬼目ナットを埋め込みました。
ジグソーテーブルの天板の接着
天板は圧着するのが難しいのでねじで固定することにしました。
ねじの後が多くなりますが、使用に支障はないのでこのようにしました。
くりぬいた部分のあたりを取ります。
この部部の周りは少し多くねじを使います。
こちら側から下穴を開け、裏返して皿とりビットで加工します。
ボンドを全面に塗って、貼り合わせ、ねじ止めします。
ジグソーが入る部分に2mm厚のゴムシートを張ります。
ジグソーの振動は結構大きいので、ジグソーにかかる負担を少しでも減らすためです。
実際に、振動が少し軽減されますので効果はあります。
ジグソーを取り付ける部品は8mmのノブで固定します。
ワッシャーとスプリングワッシャーを使って確実に固定できるようにします。
実際にジグソーを取り付け固定します。
ボッシュのPLE1000PSTの場合、ジグソーのベースが合板より2mmくらい高くなりますのでノブでねじ込むとベースが押さえこまれて確実に固定出来ました。
この状態で、ガイドになる部品を接着します。
ボンドが乾いてからねじでさらに確実に固定します。
この部品を取り付けることでジグソーの脱着がより簡単になります。
脚と天板の補強は2x材を使って簡単に取り付けました。
ねじ止めだけです。
ジグソーの集塵が出来る用に切り欠きをジグソーで作っています。
ジグソーテーブルのアームの作成
アームの部分はプリントアウトした図面を貼り付けて加工しました。
JW-CADというフリーの製図ソフトを使っていますが、あまり一般的ではないようです。
私は仕事で必要だったため、時間をかけて使えるようになりましたがかなり難しいソフトと思います。
ですが、使えると木工では重宝します。
機能の一部分だけでもDIYには十分なので、必要な部分だけ憶えるといいです。
重要なのはベアリングです。
ここでは19mmの直径で内径6mmのものを使いました。
ベアリングは太さ6mmのねじで留め前後をワッシャーで挟みます。
裏側からはゆるみ止めの付いたフランジナットで固定します。
各パーツが動くように6mmと8mmのストレートビットでスリットを開けます。
ストレートガイドを使って加工しています。
各部品を加工し、爪付きナットも組み込みました。
各部品は12mmの合板と24mmの集成材で作っています。
アームの取り付けは現場合わせです。
実際に天板において位置を測ります。
クランプで固定して、ねじ止めします。
人力のエアーノズルをつけて完成です。
エアーノズルはシリコンチューブでカメラ用のエアーダスターにつながっています。
クーラントノズルです。
天板には10cm単位で線を引いています。
この線がある方が目安になり、加工時に楽なのです。
ジグソーテーブルの作成動画です
実際にどのように切れるのかがわかります。
とても快適です。