テーブルソー STS-255ET SK11 (藤原産業)の使い方

SK11 テーブルソーSTS-255ET

テーブルインサートをまな板で作る

動画で詳しく紹介していますが、簡単に説明します。

SK11 藤原産業のテーブルソー、STS-255ETは天盤とテーブルインサートが面一ではありません。

これはテーブルインサートを新しく作ることで解決します。

素材は普通に売られているまな板を加工することで簡単に作ることが出来ます。

色々な素材を試しましたが、初心者の方でも加工がしやすいと思います。

 

 

まな板を立体的に加工して、STS-255ETのテーブルインサートに使用する方法は”DIYの電動工具はこれ”のオリジナルのアイデアです。

 

加工は段差のある状態で作っても大丈夫です。

動画は段差のある状態で作成して、大丈夫であることを確認しています。

詳しい作り方は、こちらのページや、YouTubeの動画を参考にして下さい。

2万円のテーブルソー #7 まな板でテーブルインサートを作る

テーブルインサートが面一になると、さらに正確な加工が出来るようになります。

 

平行ガイドの使い方

STS-255ETの平行ガイドは前の部分を移動させて平行が出るタイプのものではありません。

ノコ刃からの距離を前と後ろで測り、平行ガイドを固定すれば、正確に同じ幅で切ることが出来ます。

定規のシールは正確ではありません。

300mmが299mmになっています。

1mm短くなっています。

なので、市販のメジャーテープを貼るか、実寸を測るやり方で「解決します。

実寸を測るやり方も慣れれば、簡単です

精度を求めるのでしたら、ノコ刃の延長線を引いて、実寸を測る方法が一番精度が出ます。

測る定規は100円ショップで売っているステンレス製の定規が使えます。

JIS1級の正確な定規と比べたところ、0.1mmくらいの誤差でしたので十分です。

ダイソーでは30cmと40cmがありました。

ステンレス製の定規は目盛りが定規の端からあるので正確に測ることが出来ます。

自立するように裏に角材を貼り付けると使いやすいです。

ノコ刃の位置の延長線を天盤に鉛筆かシャープペンで引いておきます。

ノコ刃はチップの部分が盛り上がっていますので、写真のように平行定規を裏返して(上部の黒いカバーをはずします)使うと正確に線を引けます。

定規を天盤に寝かせて引くと、チップの出っ張った部分を測定できない場合があります。

 

詳しい方法はこちらのページや、動画を参考にして下さい。

2万円のテーブルソー #9 平行ガイドの使い方 かんたん編

 

後側もこのように定規で測ります。

天盤はこの価格では十分なものですが、矯正も可能です

天盤は分解して、木槌等で叩けばある程度、矯正することが出来ます。

分解は難しくありません。

部品は少ないので組み上げるのも簡単です。

 

動画で詳しく説明しています。

動画の視聴者の方から質問がありましたので、分解して構造を確認しています。

2万円のテーブルソー #6 質問に答えるために分解!

素材はアルミダイキャストなので少しくらいなら、たたいたり持ち上げたりして変形させることが出来ます。

割刃の取り付け方

STS-255ETの最大の特徴の一つの割刃(ライビングナイフ)の取り付け方です。

天板の奥になっているため、取り付け方が今一つ分かりにくいかもしれません。

 

このレバーの裏側に丸い出っ張りが2個あります。

この2個の穴に割刃の2個の穴がきちんと入らないとノコ刃と割刃が一直線になりません。

レバーは水平の位置まで回せばそれ以上回してはいけません。

壊れます。

 

カスタマイズも楽しい、STS-255ETです

価格以上の性能を楽しませてくれる、SK11のテーブルソー、STS-255ETですが、平行ガイドを大きくするとさらに長いものも安定して切れるようになります。

2万円のテーブルソー #10 平行ガイドを大きく! 精密編

 

通常のDIYでしたらここまでの平行ガイドは不要です。

STS-255ETは基本設計が優秀ですので、手を加えるとかなり正確な加工が出来るようになりますので、カスタマイズの楽しさもあると思います。