角度調整ノブを大きくする。 2万円のテーブルソー
角度調整ノブを快適にする 【動画あり】
SK11のテーブルソー、STS-255Eを快適にする追加工作です。
SK11のテーブルソーは低価格ですが、価格以上の性能がある優れたテーブルソーです。
販売サイトのレビューの多くはテーブルソーを使ったことがない方のものが多く、正確な情報ではないと思います。
正しく使えば、快適に使えます。
SK11のテーブルソーは角度調整を頻繁にする必要があります。
ノコ刃の上下を移動させただけでも90度でなくなることがあります。
これは欠点とは思いません。
この価格で割り刃(ライビングナイフ)付きのテーブルソーが日本で購入出来ること自体が驚きなのです。
価格を考慮すれば納得できます。
また、角度の固定はテーブルソー本体とノコ刃のユニットを固定ノブで締めつける簡単な仕組みです。
狂いが出るのは仕方がありませんが、ある程度改良出来ます。
何度も角度を調整して、角度調整ノブを締めつけるのは時に苦痛になったりしますが、それはノブが小さいのにかなり強く締めつけなければならない事が原因です。
固定ノブを大きくすることで、締めつけに力は必要なく、微調整が利くようになりますのでストレスがなくなります。
また、ノブに使われているワッシャーを大きなものに交換して、固定をさらに確実出来ます。
これが、もともとの角度調整用のノブです。
力を入れて締めこむには少し小さいです。
原寸大の図面を用意しています
原寸大の図面を作っていますので、ダウンロード出来ます。
図面のダウンロードはこちらから(無料です)
図面を部材に貼り付けて、簡単に作ることが出来ます。
12mm厚のMDF板を2枚重ねて作ります。
MDF板に図面を貼り付けています。
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掘り下げ加工はルーターが早いです
ノブが入る部分を最初にフォスナービットで大まかに加工しておきます。
トリマーやルーターの加工が楽になります。
今回は8mmのストレートビットを使って、ルーターで加工しました。
彫り込み加工はプランジ機能のある、ルーターが早いです。
メーカー品のルーターは小型のものでも25,000円くらいしますが、DIY用のものなら、10,000円以下であります。
(と言っても日本では1台しかありませんが)
使い勝手が分かれば、満足できる性能です。
ジグソーの曲線用ブレードで切り抜きます。
MDF板は木より柔らかいので軽く切れます。
裏と表をトリマーでアールビットを使って面取りをして完成です。
もともとの角度調整ノブにかぶせる形です。
ワッシャーを6mm用で40mmの直径の大きなものに裏と表の2枚を交換します。
ノブの先にはフランジナットの滑り止めが付いたものを使って、さらに確実に固定が出来るようにしました。
これだけの改良で、格段に使いやすくなりました。
SK11のテーブルソーの最大の弱点は、”角度がすぐに動く”ことですが、これですぐに修正が出来ますので、弱点ではなくなりました
ノブの作り方を詳しく説明した動画です
今回の記事の動画です。