SK11 藤原産業 新発売のテーブルソー STS-255ET【動画あり】

SK11 テーブルソーSTS-255ET

新発売の格安テーブルソー STS-255ET

今回紹介するのはSK11 藤原産業の2018年11月発売の最新モデルのテーブルソーSTS-255ETです。

ホームセンターで売られている大手の電動工具メーカー以外が販売している2万円前後のテーブルソーは何種類かありますが、新型が出ていましたので、衝動買いをしてしまいました。

 

衝動買いの原因は新型の安全ガードと割刃(ライビングナイフ)が付いていたからです。

ネットで写真を初めて見た時に見た時に目を疑いました。

 

ホームセンターで売られている格安の電動工具がマキタやハイコーキが付けていない機能(のこ刃と連動する割刃)を付けたわけですので驚きました。

(USAマキタのコンパクトテーブルソーは国内販売のものと別物です。評価も高いのですが国内では販売していません)

大手の電動工具メーカー、マキタ、ハイコーキ、リョービ(現在は京セラですが)以外の電動工具を購入したのは10年ぶりです。

10年前に木工を始める際にホームセンターで購入した大手の電動工具メーカーではない電動工具を何点か購入し、失敗をしたからです。

(現在は格安の電動工具も工夫をすれば使えることが分かりましたので、電動工具メーカー以外のものも購入しています)

 

10年の間に多くの電動工具やテーブルソーを購入してきたので、木工を始めたころとは格段に知識と経験がありますので、自分の目でこのSTS-255ETという、格安テーブルソーを確認してみたくなったのです。

(トリトンワークセンター2000とスティールシティーのテーブルソーにビーズメイヤーフェンスを組み合わせたものを使っていました)

 

結果は購入して大正解でした

いくつかの良くないところもありますが、2万円と少しという価格なのでこれで十分と思います。

モーターの音や質はあまりいいものではありませんが価格を考えればこれで十分です。

その他にも、ノコ刃にかぶせるインサートプレートに段差があります。

安全ガードは組合せがきつく、組み合わせるのが少し大変です。(ただし、成形などの質はいいです)

平行ガイドは手前で動かして平行が出るものではなく、前後でノコ刃からの距離を測るやり方で使うタイプです。

こうすれば正確に切れます。

(平行ガイドの使い方は動画で詳しく説明しています)

 

これらは修正が可能な部分です。

 いいところは、新型の安全ガードと割刃と天盤(定盤)の水平度(平滑さ)です。 

 

天板が平滑と言っても、完全な水平ではありません。

価格に見合った、十分な平面が出ているという事です。

これらは修正や自作が難しところですが、この部分の出来がいいのでなんとでも出来るのです。

また、このSTS-255ETの一番の売りである延長テーブルもいいところです。

テーブルソーの入門用に最適と思ってしまいます

レールの規格が本格的なテーブルソーと同じ3/4インチなので本格的なテーブルソーのマイターゲージやジグが使えるのがとてもいいんです。

マキタやハイコーキの電動工具のモータ音の質の良さは感じることは出来ませんが、使っていて楽しいです。

 

スタンドが標準で付いています。

延長テーブルを引きだしたところです。

天盤は1mの広さになります。これもいいところです。

引きだした部分はほとんど下がりません。この価格なのにいい精度です。

本体はプラスチックです。
天盤はアルミダイキャストです。延長部分は鉄板のプレスです。

 

 

私の衝動買いの原因の安全カバーです

この価格でこの安全カバーと割刃が付いているんです。

マイターゲージはプラスチックです。レールガイドはアルミです。

レールとの隙間がありますが、レールの片側を使うつもりで使えば、ほぼ正確に切れます。

機械の裏側です

ノコ刃の昇降に使っているギヤは樹脂製です。

価格を考えれば無理もありません。

 

格安の商品なので、部品請求は出来ないようです。

天盤に直線のバークランプを置いてみました。

ほとんど隙間が出ません。十分な精度です。

価格以上の存在感の割刃です

きちんとノコ刃と一直線に装着できます。

この部分だけでも購入に値すると思いました。

ノコ刃と一緒に上下します。

従来のものは一緒に上下しません。

割刃部分は本体に付いているのでノコ刃が下がれば割刃とノコ刃の間が開いてしまいます。

これは良くないのです。

延長テーブルを引きだした状態でバークランプを置いてみました。

ほとんど隙間が出ません。

とてもシンプルな構造です。

ノコ刃の上下は出来ますが固定は出来ません。

電源のスイッチも小さいです。

私はスイッチの部分にカバーを付けて大きくしました。

 

リップフェンス(平行ガイド)の支持部分はあまり精度があるとは言えません。

 

赤色のテーブルインサートは天盤と面一になりません。

しかし、これは自作出来ます。

材をテーブルインサートの上に置いてみました。

浮きあがっています。

このままでは正確な切断は出来ません。

1mm以上の段差があります。

自作のテーブルインサートを作れば解決します。

ノコ刃(ブレード)もそこそこ綺麗に切れます。

ノコ刃は良いものに変えれば、切り口がきれいになります。

私はマキタののこ刃に交換して使っています。

 

安全カバーの取り付けが硬いです

説明書自体が小さく、図も小さく見づらいです。

少し説明が不足していますので安全カバーを組み付けるのに2時間かかりました。

なかなか、取り付けられなかったので分解しました。

分解することで逆に作りの良さがわかりました。

ですが、少し組みにくいと思います。
テーブルソーに慣れていない方は中途半端な取り付け方で使っているかもしれません。

 

これは付属の押し棒です。

このような属品は楽しいです。

ブレードの交換は付属の2本のレンチでやります

かなり硬く締めこまれていました。

ブレードの取り付け部のボア径は25.4mmです。

シャフト自体は15.8mmなので海外仕様のものも付きそうですがフランジナットが必要なのでそのままでは取り付けが出来ないと思います。

 

私は、このテーブルソーSTS-255ETをとても楽しいと思います。

動画でも続けて取り上げていきます。

YouTubeに動画もアップしています

SKⅡのテーブルソーSTS-255ETの1回目です。

現在、22回まで作成しています。

1回は、機能紹介の前篇です。