ダボ穴ガイドを実際に使ってみる-1

ボッシュダボ穴ガイド

ボッシュにはダボ穴ガイドという商品があります。

今回、このダボ穴ガイドが実用に耐えるのかどうかを検証しました。
実際に商品を見た感じは「あまり、精度に期待出来なさそう」でした。
ただ、一つ、いいと思っていたのはドリルガイドが金属であることでした。
ここだけはいいと思っていました。
検証結果は驚きの結果でした。
今回はボッシュのダボ穴ガイドで1x材(SPF材)の接合を検証しました。

ボッシュダボ穴ガイド

本体はプラスチック、ドリルガイドは金属製

実はこのダボ穴ガイドは5年前に購入していました。
今まで使う機会がなく、今回初めて使用しました。
私は、過去にダボ穴の加工にこだわるあまり、海外の高価なダボ穴ジグを2つ購入しています。
この海外製のダボ穴ジグは究極のダボジグですので、今ではダボ穴加工はこのダボジグだけ使っているのです。
ただし、これは一般的ではありません。
価格も高いので、DIY用に簡単に購入するものでもないと思います。

ボッシュのダボ穴ガイドはDIY用です

ボッシュのダボ穴ガイドはDIY用です。
価格は安いとは言えませんが、金属製のドリルガイドは非常に精密なので高すぎるというわけでもありません。
その価値が解れば納得できると思います。
ダボ穴ガイドはクランプ止めせず、あえて手だけでおさえる簡単木工での使い方で検証しています。
また、ボッシュのダボ穴ガイドもそのように使うように設計されているようです。

ボッシュダボ穴ガイド

1x材の小口への加工は幅が89mmと狭いのでダボが近寄りますが、使える範囲内と思いますのでそのまま加工しました。

寸法取りは不要で、簡単に位置決めが出来ます。

片方の材に開けた穴をガイドにして、残った片方の穴を開けます。
説明書に書いてある通りに加工しています。
詳しい説明書も付いていますので、使い方に迷うことはないと思います。
先に開けたダボ穴をガイドに、取り付ける側のダボ穴の位置をきめるので寸法取りも不要で気楽です。

簡単にダボ穴をあけて、組み合わせました。
組み合わせてみたら、かなりの精度で結合出来てしまうのです。
遊びが結構あるのに、どうしてなのかわかりませんが、そこそこに合ってしまうのです。

ボッシュダボ穴ガイド

使ってみて、その精度に驚きました。

よく見ると、細かい知恵が随所に入っていて精度を高めていることが解りました。
木工を知り尽くした電動工具メーカーが販売しているわけですので、使えないものを売ることはないと改めて思った次第です。
このダボ穴ガイドはドリルガイドとしても使えるように、3mm、3.3mm、4mm、4.2mm、5mm、6mm、6.8mm、8mm、10mm、12mmと細かくドリルの穴が開いています。
これも使える機能です。
垂直に穴をあけるのは難しいので、すごく役に立ちます。
動画サイトの木工のジャンルでは、垂直にドリルで穴をあける方法の動画の再生回数が多いのですが、このダボ穴ガイドを使えば簡単にほぼ垂直に穴をあけることが出来ます。
ダボ穴ガイドとドリルガイドの両方を兼ねている、便利な道具です。

海外のメーカーからもダボ穴ジグは色々と出ています。

 

ボッシュのダボ穴ガイドの動画です

このミニテーブルは、ボッシュのダボ穴ガイドを使って組み立てています。