究極のダボ穴ジグ Joint-Genie
究極のダボ穴ジグ Joint-Genieの紹介
私が究極のダボ穴ジグと勝手に思っている、Joint-Ginieです。
イギリスから海外通販で購入しました。
価格は当時のレートで送料込みで20,000円くらいだったと記憶しています。
構造がシンプルで、使い方も簡単。
思い出す必要もないくらいの使いやすさです。
ダボ穴ジグに凝っていた時期があって、色々と購入していたんですが、結局Joint-Ginieに落ち着きました。
ダボ穴ジグはジグの固定方法でそのジグが使いやすいか、正確なのかが決まりますが、Joint-Ginieは簡単に解決してしまっています。
ジグをねじで固定してしまうという、確実で簡単な答えを出しています。
Joint-Ginieの使い方はいたって簡単で、下の写真のように2枚の板をつなげる場合 、片側はこのようになります。
この状態でダボ穴を加工します。
もう一方はウイング(シム)を回転させるだけで、本体はそのまま裏から使い、ダボ穴をあけます。
本棚などの最上段の結合の仕方をしてみます。
クランプが使えない場合はこのようにねじで固定します。
ねじの穴は見えなくなりますので問題はありません。
簡単に、確実に固定出来ます。
ダボ穴ジグはジグの固定がしっかりと出来ないと、ドリルで穴を開けるときにずれてしまいますが、これならずれる心配はありません。
ダボ穴を開けました。
片方にもダボ穴を開けて、木ダボを差し、組立てます。
目違いもなく、正確に組み立てられます。
板の中ほどに棚板を固定する場合
板の中ほどに棚板を固定する場合の加工です。
下書きの線に合わせて、Joint-Ginieをねじ止めします。
このような、板の中ほどにダボ穴を固定する場合は、FESTOOLのDOMINOでもビスケットジョイントでも、他のダボジグでも位置決め用のフェンスにする端材が必ず必要です。
ジグだけや機械だけでは正確に加工出来ません。
Joint-Ginieはねじだけで本体を固定しますので、ここが他の方法と違って、コロンブスの卵的発想と思います。
短時間で加工が出来ます。
棚板を結合します。
目違いもなく、きれいに収まりました。
集成材を使って、1,800mmx900mmの本棚を短時間でかんたんに作れます。
最近、2つ必要になって作りましたが、「こんなに簡単でいいのだろうか」というくらい、正確に早く作れます。
費用対効果は文句なしです。
何より、作業が快適で楽しいのがいいです。
扉などの枠の場合の加工
次は枠を組みます。
扉などを作るときに使います。
ほぞ組するより早いし、とても丈夫なのでダボ組は、DIYには最適の組み方と思います。
このように、幅の狭い部材の場合は、短いジグを使用します。
クランプで固定して、穴を開けます。
クランプが使える場合はねじ止めは不要です。
逆にねじを使うと微妙にずれが出ることがあります。
ねじの力でジグ本体を少し動かすようです。
私が購入したものは8mmのダボ用のものですが、他に6mm用、10mm用のJoint-Ginieもあります。
ダボ穴の加工が出来ました。
目違いがなく、正確に結合出来ます。
Joint-Ginieは海外通販でしか購入できませんし、送料を含めると安くはありませんが、DIYには最適の重宝するジグと思います。
海外では新しいダボジグも開発され続けていますが、使い方を覚えるのが大変そうなものもあります。
Joint-Ginieは時間をあけて使うときも、使い方に悩むことがない、シンプルなジグです。
使い方を覚えることがない、簡単な道具こそ優れていると思います。
次回はJoint-Ginieで板はぎをします。
Joint-Ginieがあれば板はぎのビスケットジョインターは不要かもしれません。