テンプレートガイドの使い方 TRE-60V k【動画あり】
リョービトリマTRE-60Vの付属品です。
どのメーカーのトリマーにも必ず付いているのが、テンプレートガイドです。
説明書の説明は簡単なものなので、おそらく予備知識のない方は、使い道がわからないのではないでしょうか。
トリマーの必需品の一つです。
リョービトリマTRE-60Vに付属しているテンプレートガイド(リョービではダブテールガイドとなっています)はとても精度の高い物です。
これは、リョービが別売品(1,980円、カタログ価格)で売っている物と同じものです。
2つの部品から出来ていて、ベースプレートを挟み込むようになっています。
これは、海外のメーカーのポーターケーブルやデウォルトと同じです。
ですが、サイズが少し大きいため、互換性はありません。
TRE-60Vのオプション部品のサブベース(D型)はポーターケーブルやデウォルトと同じテンプレートガイドが使えます。
(ここがTRE-60VとMTR-42のとてもうれしいところです。)
テンプレートガイドは何のために使うのか。
シナベニヤで作ったテンプレートをなぞって、下の厚い板をテンプレートのラインに加工する機能です。
同じラインが複数欲しい場合や正確なラインが欲しい時に使います。
全く同じ曲線をジグソーで切るのは時間がかかりますし、全く同じには出来ません。
また、正確な曲線が欲しい時にジグソーで慎重に切ってもラインにがたつきが出来たりします。
厚い板のがたつきをサンドペーパーや電動サンダーで加工するのは結構時間がかかります。
テンプレートを使う場合、テンプレートは薄い板ですので(3~4mm厚)ラインを修正することが楽に出来ます。
テンプレートを短時間で作成し、倣いぼり(ならいぼり)をした方が正確に早く仕上がるので、そのような時にテンプレートガイドを使用するのです。
テンプレートガイドの中央の穴のサイズは色々とありますが、付属の物は6mmのストレートガイドを使うようになっています。
テンプレートとビットの直径は誤差がありますので、その誤差の分だけテンプレートより大きく加工することになります。
付属のものは約1mm大きく加工されます。
6mmのストレートガイドはビットが細いので慎重に扱います。
ビットに負担をかけないように、テンプレートのラインより3mmくらい大きくジグソーできりおとし、ビットの負担を軽くしておきます。
テンプレートガイドをベースに装着しました。
集塵アダプターは取っ手にもなります。
別売りオプションの集塵アダプターを付けて作業をしました。
集塵アダプターを取り付けると、粉じんの7割ぐらいを吸ってくれます。
さらに、集塵アダプターを左手で持つことが出来るので、両手でトリマーを支えることが出来るので加工が安定します。
加工場所が見えなくなりますが、下からのぞいて位置決めをすればいいだけです。
1回目はビットを5mmほど出して加工しました。
4~5回に分けて加工しました。
ビットは5mm、10mm、16mmと突き出し量を変えて加工していきます。
このような作業の際にリョービトリマTRE-60Vのビット調整機能の簡単さが際立ちます。
少しの事のようですが、作業はこのような細かい事の積み重ねなので、リョービトリマTRE-60Vは飛躍的に作業を楽にしてくれるのです。
テンプレートより1mmほど大きく加工出来ました。
ジグソーではかなり、慣れていてもこんなにきれいには加工出来ません。
サンドペーパーで軽く仕上げるだけです。
テンプレートを使うと結果的に時間短縮になります。
テンプテートガイドとトリマービット、そして加工材の位置関係は下の写真になります。
テンプレートガイドの突き出しとテンプレートのベニヤ板の厚みは同じか、小さくしなければいけません。
今回使用した、リョービトリマTRE-60Vは電子制御とソフトスタート、速度調整が付いているプロ仕様機です。
加工する時の抵抗に対して回転数を制御してくれるので、衝撃を吸収してくれますので非常に使いやすく作業が出来ました
テンプレートガイドの使い方の動画です。
実際に加工している動画です。