リョービベルトサンダBE-3210【動画あり】

リョービベルトサンダBE-3210

リョービベルトサンダBE-3210の購入&レビュー

木材を平らにするのにはオービタルサンダーやランダムアクションサンダーよりもベルトサンダーが適しています。
板はぎをした時のつなぎ目の段差(目違い)を修正する事や、テーブルや机などの天板を平らに加工するときに威力を発揮します。
今回購入した、リョービベルトサンダBE-3210はベルト幅が76mmの物です。
価格は20,000円前後がネットでの実勢価格のようです。
ネットでは実店舗より少し安いので、実店舗では少し高くなります。

リョービを選んだ理由は機械の重さです。

この価格帯にはマキタのDIY仕様のM990とプロ仕様の下位機種の9911があります。

この3機種を比べて、今回はリョービを購入しました。
サンダーはある程度重さがある方が、削る効率がいいのではないかと思っているのでこの3種の中で約1.2kg重いリョービにしました。

逆さに固定して使用する場合のクランプが2個、標準で付属しているところもいいと思いました。
(マキタのM990もクランプが標準で付属しています)

商品の内容は以下の写真です。
説明書、固定用のクランプ2個、試し用の粒度#100のサンディングベルト、集塵袋です。

集塵袋は差し込んで少し回すと抜けなくなる仕組みです。

本体の下部のシルバーの部分の仕上げが少し雑ですが、使用に支障はないところなのでよしとしました。
何台かの中から選べば、きれいな仕上げのものもあると思いますが、海外通販を考えれば、結構平気になります。

デザインは上面を逆さに出来る作りのため、遊びなどがないシンプルなものです。

速度は、A、B、C、D、E、Fの6段階に調節出来ます。

先端の横にあるのが、速度の調節ダイヤルです。

エンドレスベルト(サンディングベルト)は取り付けていません。

本体の上面に用途に応じたベルト速度とペーパーの粒度の表があるので親切です。

裏側はこのようになっています。

前のローラーは金属製ですが、後ろはゴム製です。

この黒いノブを回してベルトの左右の動きを調整します。

ベルト幅が76mなので大きすぎないので、使いやすいと思います。

後ろのローラーはゴム製です。

ベルトの装着は簡単です。中央のレーバーで前後のローラの張りを緩め、エンドレスベルトの方向を確認してはめ込みます。

柔らかい木の場合(SPS材など)は粒度#240くらいを使用したほうがいいと思います。
粒度#100で削ると慎重にしないと部分的に深く削れてしまいますので、粒度#240くらいで平面を確認しながら削るといいようです。

ベルトを装着したら、中央のレバーを戻して、前後のローラーを張ります。
そして、スイッチを入れてベルトのまわり方を確認します。
ずれるようでしたら、黒いノブを回して調節します。

リョービベルトサンダBE-3210を実際に使ってみました。

いきなり汚れていますが。
板1枚削っただけでこのような状態になります。

粉じんがすごく出るので集塵機につないで使わないと、集塵袋では追いつきません。
集塵袋でも、いっぱいにならないうちはそこそこに集塵しますのでそれほど粉じんは舞い上がりませんが、すぐにいっぱいになりますのでこまめに交換しながら使います。

ちなみに5分使用すれば、集塵袋はいっぱいになります。

下の写真はオスモオイルを塗った板の塗装をはがしているものです。

数分できれいに削ってしまいます。
このような作業は、ランダムアクションサンダーやオービタルサンダーよりはるかにきれいに早く出来てしまいます。
板を平らにするのにはベルトサンダーが最適です。

下の写真はSPF材を剥ぎ合わせたものの、目違いを取ったものです。
この作業もとても簡単に早く出来ます。

付属品のクランプです。

このように、台に固定することが出来ます。

作動音はトリマーやルーターくらいの感じです。
音の質は違いますが、音量的にはそう感じます。
機械自体が大きくないので取り回しがいいので、気軽に使えます。
前に進む力が強いですが体が持っていかれるほどではないので、扱いが楽です。

マキタベルトサンダ9404は体が持っていかれるほど強い力です。

板はぎをしたときや、材の表面を平らにしたい時はベルトサンダーがあれば短時間で簡単に平らに出来ます。

今回紹介したリョービベルトサンダBE-3210の解説動画です。

ベルトの装着方法やベルトの汚れの取り方、実際の加工例を動画で説明しています。

作動音や実際の動きが良くわかると思います。